フランシスアルバート


独りでショットバーに行くことが好きだ。

お酒を楽しむとき、

お酒との出会いを楽しみたい。

そこには、ちょっと気の利いたナビゲータ、

バーテンがいれば、迷うこともない。

カクテルを提供するバーテンに一番必要なモノ。

それは、観察力ではないだろうか?

それとも集中力か。

半年前に頼んだカクテルであっても、2,3の質問で、

「ピタリ」と出すことができる。

そんな、バーテンと知り合った。



ある時、「強いカクテル」を下さいとお願いした。

その時に、

「強いというのは、個人差がありますよね」

それは、味覚に対する考え方だ。

自分にとっての「強い」と、バーテンの強いは当然異なる。

従って、「強いカクテル」と言われた時、

普段その相手が何を飲んでいるか?を把握した上で

作るというのだ。

当たり前のようで、それができない。


そこで、出されたカクテル。


「フランシスアルバート」



これは、「バー・ラジオ」のオリジナルで、

知っている人は知っている、知らない人は知らないという

バーテン泣かせの一品。

作り方は、至ってシンプル。

タンカレー・ジンとワイルドターキーを、ワンショットずつ。

アイスミキシングするだけだ。

その時に、銀のショートグラスを使い、

氷で冷やしておければ、オリジナルに近づく。


純粋にアルコール度数が高い。

従って、かなり冷やさないと、口当たりはきついモノになる。



今でも、気持ちに疲れたときに、フト飲みたくなる、一気に。

口の中に広がる、タンカレーの甘みと、ターキーのほろ苦さ。

冷たさで隠されているが、

のど元をとおり、胃に到達するときには、ぼぅっとあつくなる。


お酒は裏切らない。

自分の心に素直でいれば。


お酒は心の鏡だ

自分の弱さ、悲しさ、たのしさ、欲望……。

自分の心は、今日どんな表情をしているのだろう。

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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by cozysc | 2004-06-07 19:35 | Ich Drinken

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